2013年2月3日日曜日

かんぬき

感傷的になるにはまだ早い。

僕らが僕らでありうる限り。
一人であることを許さないようなそんな暴力がいまだ渦巻いている
なら、いいんだよ。

でも、そうでもないんだ。

そんなことにコストをかけなくなったんだ、これからの社会は。
一人であることを「構わない」ようになったのは
商業的にも動員する必要がなくミクロなマーケティングが可能になったからだ。

深夜0時、昔好きだったラーメン屋が潰れて
別の店が出来た。同じ親元らしく屋号がちょっと似てる。
でも前のほうが好きだった。

店の前でたむろしてる40〜50代くらいの男が3人。
「でも、まずくなったよねぇ、前の方がうまかった」なんて言ってる。
つい、僕も
「いや、ほんとにそうですよ」なんて
深めるつもりもないけど打ち解ける、感じ。

とてもほっとする、そんな感じ。

叩き壊す壁なんかそうそうない。
ノックすれば開くドアがほとんどだから、
だから、感傷的になって、内側からかんぬきをかけないで。

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